変なホテル 金沢 香林坊 に行ってきた!!
変なホテル 金沢 香林坊に宿泊しましたので、レポートします。
チェックイン!恐竜がお出迎え!
ホテルに到着すると2頭の恐竜がお出迎えしてくれます。
この恐竜がここのホテルのフロントマンです。
恐竜は「いらっしゃいませ」といった言葉を発しながら、小刻みに動きつつ、
チェックインの方法などを指示してくれます。
チェックインは恐竜の指示に従いながら、タッチパネルによって行い、
機械による精算を済ませるとルームキーが発行されます。カード払いも可能でした。
また、ボタンによって、人間のスタッフを呼び出すことも可能でしたので、困ったことがあっても安心です。
エレベーターはルームキーをタッチしないと、動かないようになっており、
自分の客室があるフロア以外には行けないようになっていました(1階やコインランドリーがある2階には行けます)。
また、ジュース・アイスクリームの自動販売機は1階ロビーに、
コインランドリーは2階にありました。
プロジェクションマッピングによる演出
ロビーの床はタイル仕上げとなっていましたが、1枚だけ光るタイルがありました。
このタイルを踏むと、壮大な音楽が流れ始め、
床面や柱にプロジェクションマッピングによる映像が流れ始めました。
客室について
チェックインを済ませ、プロジェクションマッピングで遊んだ後、客室に入りました。部屋の印象としては、最近できたホテルというだけあって、
かなり綺麗な部屋だなという印象を受けました。
部屋の内装は全体的にシックで、金沢らしい雰囲気となっていました。
ネット環境は、当然ですが全室wifi接続可能となっていました。
長崎のハウステンボスの変なホテルは、放射空調が採用されているそうですが、
空調は普通のルームエアコンでした。
タブレット端末によるIoT
デスク上にタブレット端末があったので、触ってみると、
ホテル近隣のお店の情報だったり、観光スポットの情報を確認することができました。
また、コインランドリーの空き状況や1階レストランの混雑情報を確認できるほか、
室内の照明や空調、テレビの設定なども、このタブレットで制御可能でした。
いわゆるIoTというやつです。
朝食
朝食は1階のレストランが会場です。
レストランも非常に清潔感があり、内装は金沢らしさを感じるものとなっていました。
料理はビュッフェ形式となっており、全体的に和食が多かったです。
のどぐろ等の金沢の名物を使った料理も多数揃っており、
どの料理も非常に美味しかったです。
普通のビジネスホテルチェーンの朝食と比較するとかなりクオリティが高いです。
食べませんでしたが、金沢カレーもありました。
チェックアウトの方法
チェックアウトも恐竜のタッチパネルによって行います。
ルームキーを機械に差し込み、返却して、1分足らずでチェックアウト完了です。
総括
このホテルの特徴や良かった点を以下にまとめます。
・恐竜がフロントマンとして接客してくれる。
・ロビーにプロジェクションマッピングによる演出がある。
・ホテル全体に清潔感があり、客室やレストランは
金沢らしい雰囲気の内装となっている。
・朝食はビュッフェ形式で、全体的に和食が多く、
金沢の名物料理も豊富に揃っている。
残念とまではいきませんが、もう少し頑張ってほしいところとしては、
「ロビー以外は特に「変」ではない」という点でしょうか…。
客室はとても快適な空間だったのですが、
どうしても「変」な部分を期待してしまう自分がいました。
空調は放射空調等の先進的なシステムを導入したり、
照明は時間帯に応じて色温度が変化、更には、
朝方はさわやかな柑橘系の匂い、夜間は睡眠を促進する匂いが客室内に流れたり、
客室内にもプロジェクションマッピングを導入してプラネタリウムを観れたり…
といったこともできたら素敵だなと思いました。
また、朝食は非常に美味しかったのですが、
なんだこれ?と言ってしまうような「変」な料理があっても良いのかなと思いました。
現状、恐竜がいるフロントロビーの世界観と客室やレストランの世界観が乖離している印象を受けたのですが、上記のような「変」な取り組みを行えば、ホテル全体で世界観が確立し、より魅力的なホテルとなるのではないかと感じました。